2008-05-30

「幻の特装本」ジョン・ダニング

ジェーンウェイ・シリーズ第2弾です。

今回は印刷や製本といったところに
焦点が当てられています。

タイトルページを切り離して、
別のものを貼り付けるという手法が載っていて
とても興味深かったです。

前作の『死の蔵書』に比べると
ちょっとインパクトに欠けるかなぁという感じがします。
たしかに活字に関する部分なんかもおもしろかったのですけど。
期待しすぎたのでしょうかね。

このシリーズで出てくる本の掘出し屋というのは
いわゆる“せどり”といわれるものですよね。
以前、せどりをしているかたのブログを読んだことがあるのですが、
まさにここに出てくる掘出し屋でした。
おもしろそうな仕事だなぁと思ったのですが、
かなり運に左右される仕事ですね。


theme : 最近読んだ本
genre : 本・雑誌

2008-05-29

「女教皇ヨハンナ」 ドナ・W.クロス

カトリック教会の公式記録から抹消され、
伝承としてのみ語られてきた男装の女教皇。
ヴァチカンが実在を否定しつづける伝説のヒロインが、
いま歴史の闇から解き放たれる。
歴史エンタテインメント。(「MARC」データベースより)

教皇になった女性がいたなんてまったく知りませんでした。
たんなる伝説かもしれませんが。
まぁ、そのあたりはよくわかりません。

ですが、非常におもしろかった!
教皇うんぬんというのはおいといたとしても、
絶対的な男性優位の時代に
知的な女性が生き抜いていく姿をみていると
とても励まされます。




theme : 最近読んだ本
genre : 本・雑誌

2008-05-28

「ドリアン・グレイの肖像」オスカー・ワイルド

古典といわれるものをほとんど読んだことがありません。
で、どんなものかなぁと思いまして。

以前の翻訳はどうも日本語がよくわからないし、
字が詰まっていて読みにくくて、
どうしても手が出なかったのですが、
この光文社の古典新訳シリーズで
ちょっと敷居が低くなったように思います。

このドリアン、非常に自分勝手で
最後まで好きになれませんでした。
「僕は自分のしたことのせいで、絞首刑になる」
だから助けてくれ・・・と友人に頼む場面。
それを自業自得というのですよ、と教えたくなる。

最後も「良い人になる」というようなことを言うのですが、
ただ単に、そういう気分が新鮮だったからというだけなのでしょう。

悪の部分をすべて肖像画が引き受けてしまったことで
自分のしたことに対する責任というものを
一切、放棄してしまったグレイ。

昔から言われる「自分の顔に責任を持つ」という言葉が
非常に重みを持って響いてきます。


theme : 最近読んだ本
genre : 本・雑誌

2008-05-26

「不良のための読書術」永江 朗

けっこう笑えました、この本。
とくに、本屋に行くとトイレに行きたくなる人の話。
私の夫もそうらしく、本屋に行くと
すぐに姿が見えなくなります。

本の流通のしくみであるとか、値段の内訳とか
本屋の個性なんかも書かれていて
なかなか中身が濃かったです。

東京の本屋がおもに出てきていて、
わたしなんかにはあまり関係がないといえば関係がないのですけど。
おもしろそうなところがいろいろあるのですねぇ。

10年ちかく前の本なので
情報が古いのは仕方がないのですが、
それでも、本や読書などにまつわる話が好きな人にとっては
けっこう楽しめると思いますよ。


theme : 最近読んだ本
genre : 本・雑誌

2008-05-22

「The Giver」Lois Lowry

ジョナスの世界は完ぺきだ。すべてが完全にコントロールされている。
戦争も、痛みの恐れもない。選択の余地もない。
すべての人は共同体の中で役割を与えられている。
ジョナスが12歳になったとき、ザ・ギバーから特別な訓練を受けることになった。
ザ・ギバーだけが、人生における本物の痛みと喜びを握っている。
今、ジョナスが真実を受け取るときがきた。後戻りはできない。(Book Description)

ジョナスが生きている世界は幸せなのか?
読んでいる間、ずっとこのことが頭から離れませんでした。

戦争もないし、痛みも悲しみも寂しさもない世界。
一見するとすばらしい世界のように思えますが、
果たして本当にそうなのか。

次第にあきらかになっていく影の部分。
それを一人で受け継ぐことになるジョナス。

私だったら耐えられないと思います。
生まれてから死ぬまでこの世界に生きているなら幸せかもしれません。
(というより、幸せを感じることもないのかもしれませんが)
でも一度、それ以外の世界を知ってしまうと
もうこの世界で生きていくのはできないと思います。

ジョナスも同じような決断をしますが、
結局、彼は幸せを感じることができたのか。

結末はすごくやるせないものでした。
「マッチ売りの少女」に通じるものを感じました。

すごく深く考えさせられる本です。
これからも何度も読み返すことになるだろうと思います。


theme : ペーパーバック@多読入門
genre : 本・雑誌

2008-05-22

「If Tomorrow Comes」Sidney Sheldon

名門の御曹司との結婚を間近に控え、
幸福の絶頂にあったトレイシー・ホイットニーにかかってきた1本の電話。
急いで帰郷した彼女を持ち受けていたのは、
極悪人どもが仕組んだ非道極まる陥穽だった…。(「BOOK」データベースより)

前半、刑務所に入るまでのトレイシーには
あまり共感できませんでした。
かなり世間知らずというか、自分勝手というか。

刑務所でのある出来事をきっかけに
トレイシーは大きく変わるのですが、
そこからはとてもおもしろくなりました。

最後はなんだか「オーシャンズ11」を思い出しました。
まぁ、まったく違うのですけどね。

theme : ペーパーバック@多読入門
genre : 本・雑誌

2008-05-16

「死の蔵書」ジョン・ダニング

やっと読みました、「死の蔵書」。
ず〜っと読みたかったんですよね。
でもコメントを読むとハードボイルド系みたいだったから
読むかどうか迷ってたんです。

ハードボイルド系は苦手で
1冊も読んだことがないんです。
正確に言うと、少しは読んだんですけどね。
1冊読み通しきれなかったのです。
どうもこの”男の美学”みたいな雰囲気がなじめなくて。

でもどうしても気になって気になって
やっと読んでみることにしました。

事件自体はまぁ、どうってことないといえばどうってことないし、
ハードボイルド系のにおいもぷんぷん漂っていたのですが、
それでもとてもおもしろく読み通せたのは、
展開される本の薀蓄話が興味深かったから。

もう、事件とか起こらなくていいから
もっと薀蓄話が聞きたい!!って感じです。

私自身は稀覯本や初版本を収集する趣味はないけれど、
かなりおもしろそうな世界です。
日本だとどういう本が高値で取引されてるのか
かなり興味があります。


theme : ペーパーバック@多読入門
genre : 本・雑誌

2008-05-15

「Dating Game」 Danielle Steel

47歳の主婦Parisが、夫に突然別れを告げられるところから話は始まります。
2人の子どもたちも一人で暮らし始め、Parisは孤独に悩むことになります。

それをどう乗り越えていくのかが、描かれていきます。
引越しをしたり、仕事を始めたり、ブラインドデートをしたり。
そして、Parisは最後にある決断をします。

このParisがすごくいい人だし、魅力的なんですよねぇ。
孤独に悩む姿に、こちらも胸が苦しくなってきます。

夫のPeterはかなり自分勝手だと(私は)思うのですが、
Parisはほとんど愚痴を言うことがありません。
(私だったら激しく言ってそう・・・)
だから読んでいてあまりいやな気分にならなかったのかな。

ダニエル・スティールの本ははじめて読みましたが、
かなり読みやすかったです。
ストーリーテリングがうまいんでしょうね。
けっこう分厚いのに一気に読んでしまいました。


2008-05-08

「Morning, Noon & Night」 Sidney Sheldon

最後まで一気に読みました。
どういう展開になるのか気になって気になって。

シドニー・シェルダンは読みやすいといわれますが、
この本は特にそう感じました。
話がテンポ良く進んでいくからかな。
以前読んだ「The Sky Is Falling」より読みやすかったように思います。

theme : ペーパーバック@多読入門
genre : 本・雑誌

プロフィール

Author:yasmin
1週間に8冊〜10冊、
1ヶ月だと30冊〜40冊読んでます。
改めて数字をだすと
自分でもかなり驚きです。

FC2カウンター
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
Amazon商品一覧【新着順】